鶴ヶ峰周辺(横浜市旭区)の保育園事情について

更新:
サイト管理人
子育て環境イメージ
鶴ヶ峰の子育て環境

保育園に関する一番気になる点は待機児童でしょう。ここでは令和6年度のデータを元に、鶴ヶ峰周辺の保育園事情について詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 待機児童は少ないが、簡単に入園できるわけではない
  • 希望する園に入れなく、実質待機児童の保留児童はそれなりの数がいる
  • 園によって教育の特色がかなり変わるので、事前に見学が重要
  • 書類提出のスケジュールを事前に確認しましょう
  • 園見学は埋まってしまう前に園に問い合わせ・予約

待機児童と保留児童について

横浜市全体で待機児童数は5人で、旭区では1人が待機児童となっています。 これだけ聞くと横浜市では待機児童問題がほとんど解決しているように思えますが、 実際のところその様な簡単な問題ではありません。

待機児童数は著しく低いのですが、保留児童数はかなり多いのです。 この数字だけでは実態がわかりにくいため、より詳細に分析していきましょう。

待機児童と保留児童の違い

待機児童:認可保育所等の利用を希望しているにもかかわらず、利用できていない児童のうち、 特定の園だけを希望するなどの理由で待機している児童を除いた数。

保留児童:利用申請をしたが利用調整の結果、利用できなかった児童の総数。 待機児童よりも広い概念です。

保留児童の実態

保留児童というのは希望する園に入園できなかった子供を指します。 横浜市でも保留児童という言葉を使っていますが、明確な定義が公式サイトでは見つかりませんでした。

預けられるところがあるのになぜ預けないの?と考える方もいるかも知れませんが、多くの保護者は「近く」かつ「教育方針の一致」した 保育園を希望します。毎朝毎晩の送迎の負担や、多感な時期の子供の教育環境を 慎重に選びたいという気持ちは理解できます。

保留児童の数値データ

地域保留児童数0~2歳人口割合
横浜市全体3,327人69,284人4.8%
旭区225人4,158人5.4%
待機児童関連の問題は0~2歳に多いので分母を0~2歳としています

出典:横浜市記者発表資料横浜市年齢別人口統計

これらの数字を見ると、少なくない子どもたちが希望する保育園に入れていないことがわかります。 もちろん、この人数の中には意図的に保育園に預けないようにしている家庭も含まれているため、 一概に問題が深刻だとは言い切れない部分もあります。

保育園個別の現状

実際に旭区の令和7年4月1日時点の保育園の受け入れ人数を見てみましょう。 以下は横浜市が公開している保育所等利用可能枠の一部です。

旭区の保育園利用可能枠一覧(クリックで開閉)
入園待ち人数(クリックで開閉)

入園待ちの数字がかなり大きく見えますが、これは一人が複数園を希望していた場合、すべてカウントされるので実際の人数酔いは大きく見えるという点は考慮が必要です。
ただ表を見るとわかるように、鶴ヶ峰周辺の保育園では空きが非常に少ないです。。 特に0〜2歳児では多くの園で空きがないのが現状です。一部の園で空きはあるものの、人気の園や立地条件の良い園への入園競争は依然厳しい状況です。
4月1日時点は一番飽きがでる時期なので、入園が簡単ではないのは容易に想像がつきます。

入園申し込みについての注意点

  • 希望する保育園は複数(最大12園)記入できるので、できるだけ多く記入しましょう
  • 保育の必要性によって指数(点数)が付けられ、高い順に入園が決まります
  • 同一指数の場合は申込日が早い順となるので、早めの申し込みが有利です
  • 育休明けの方は、復帰予定日の2ヶ月前から申し込むことができます

保育園・幼稚園一覧

鶴ヶ峰周辺には多くの保育園・幼稚園があります。施設によって特色や保育方針が異なりますので、 お子さんに合った施設を選ぶことが大切です。

保育園・幼稚園マップ

※マーカーをクリックすると詳細情報が表示されます

入園申込み時期の目安

保育園(認可)

毎年10月頃に申請用紙の配布が始まり(役所での配布、またはネットダウンロード) 申請はだいたい11月初旬が締め切りで、確実に提出するためにはなるべく早めが良さそう。 保育園の見学は、各園に問い合わせが基本で、早い段階で埋まってしまうことが多いので早めに調べる必要性があります!